<平成29年>



中国に講師として出張  (2017/5/29 掲載)

4月17日〜21日の5日間、小野センター長が中国北京で開催されたIBITA認定ボバース基礎講習会の講師として国際協力に行きました。

熱心に学ぶ姿勢は同じ


中国

 4月17日〜21日の5日間、中国北京で開催されたIBITA認定ボバース基礎講習会の講師として国際協力に行って参りました。現在、中国にはボバースの国際インストラクターが一人しかおらず、毎年、日本のインストラクターが交代で応援に駆けつけております。今年、小野にその順番が回ってきました。
 中国の各地から集まった13人の受講生を相手に(中には電車で33時間もかけてようやく北京までやってきたという受講生もいました)、日本語で講義をしそれを中国語に通訳してもらいながら進めていきました。中国の受講生は、みなさんとてもフレンドリーでまた熱心です。もちろん中国と日本との間には、生活文化の違い、医療情勢の違い、経済水準の違いがあり、それらは決して小さな差ではないのですが、ボバースを学ぶ姿勢そのものは日本でいつも見ているそれと大きな違いはありませんでした。ボバースが世界を繋ぐ、そんな気持ちになった5日間でした。
                     小野 剛



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KNERC3年目に向けてのご挨拶  (2017/4/1 掲載)

NPO法人KNERC正会員のみなさまへ

小野剛

 おかげさまで上賀茂神経リハビリテーション教育研究センターKNERC(ネルク)は2歳の誕生日を無事に迎え、3年目に突入しました。まずは講習会モデルにご協力頂いている患者様方に、大きな事故が起こることなくこの2年を過ごせたことに感謝したいと思います。

 この2年間で、400人を超えるセラピストの皆様にNPO法人正会員として入会していただきました。たいへん多くのセラピストの方々がKNERCの活動、挑戦に賛同していただいたこと、またいろいろな形でサポートしていただいたことに感謝しております。みなさまのKNERCの活動に対する期待の大きさや、それを背負って立つ責任に身の引き締まる思いです。

 2016年度は、初めての長期研修生の受け入れ、初めてのIBITA認定ボバース基礎講習会(3週間)の開催、遠隔地でのKNERC主催講習会の開催などなど、初めての試みの多い年度となりました。いろいろなことを試し、ただただがむしゃらに突っ走ってきた2年でした。

 3年目、KNERCは認定NPO法人格の取得に向けた準備の年であり、将来のさらなる飛躍のために力を入れるべきところを見定め、KNERCらしさ、KNERCだからできること、KNERCが目指す方向を明確にしていきたいと思います。 そこで2017年度、3年目のKNERCはこれまで培って来た講習会スタイルを踏襲しつつも、講習会の形態を大胆に変革させます。KNERCだからこそできる治療実習付きの講習会スタイルは残しつつ、会員様限定講習会や合宿スタイル、看護師・ケアギバー向け講習会、ST向け講習会の開催、さらに外部講師の招聘講習会などなど、大胆に企画していきたいと考えております。どうぞご期待ください。



講習会モデルにご協力頂いている患者様方へ


 いつも遠い上賀茂の地までご足労いただき、ありがとうございます。みなさまの献身的なご協力のおかげで、KNERCの受講生はいつも励まされ、臨床に向かう勇気をもらい、セラピストとして成長する機会をいただいております。本当にありがとうございます。3年目もこれまでと変わらずセラピストの教育にご協力いただけたら幸いです。KNERCは、みなさまのお身体が少しでも楽になり、やりたいと思っていたことが少しでもできるように、諦めかけていたことに挑戦できるように、受講生達と一緒に答えを見つけて行きたいと願っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

上賀茂神経リハビリテーション教育研究センター(KNERC:ネルク)
理事センター長
 小野 剛

平成29年4月吉日



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